デジタルマーケティングの課題を解決するプラットフォーム

【高年収も】フリーランスのPMとして働くメリットは?おすすめエージェントも紹介

フリーランスのPMとして働くメリットは?おすすめエージェントも紹介

プロジェクトマネージャー(PM)とは、プロジェクト全体を運営・管理し、予算や納期、成果物の品質に対して全責任を負う役職です。

近年、業務効率化やDXにより、IT化を推進する会社が増えたことから、フリーランスのPMの需要が高まっています。

フリーランスのPMを目指す人の中には、このような疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。

「フリーランスのPMになるメリットとは?」
「PM案件を獲得する方法がわからない」
「おすすめのエージェントを知りたい」

そこで本記事では、フリーランスのPMの仕事内容とメリット・デメリット、案件を獲得する方法やおすすめエージェントについて詳しく紹介します。

さらに、フリーランスのPMに必要なスキルや高単価の案件を獲得するポイントも解説するので、ぜひ最後までお読みください。

目次

フリーランスのPMとは

フリーランスのPMとは

プロジェクトマネージャー(PM)とは、プロジェクトの総責任者として、計画や進行を管理し、期限通りに成果を挙げられるように監督するポジションです。

一方、フリーランスは企業や組織に所属せず、個人でさまざまなプロジェクトを請け負い、自身のスキルや経験、コンテンツを提供する働き方です。

つまり、フリーランスのPMとは、プロジェクトマネージャーとしての役割を正社員として行うのではなく、フリーランスとして活動する個人のことを指します。

フリーランスのPMの仕事内容

フリーランスのPMの仕事内容

フリーランスのPMの仕事は多岐にわたりますが、大きく以下の5つに分類できます。

計画の策定

顧客の要望から目標を設定し、スケジュールの作成、リソースの確保、タスクの割り当て、予算などのプロジェクト計画を策定する。

プロジェクトチーム編成

必要な人員を集めてチームを編成し、役割とタスクを割り当て、状況に応じてスキルアップ支援を行う。

プロジェクトの進捗・管理

全体の進捗状況をチェックし、遅延や問題があれば改善策を実施、期限通りに完了するように管理する。

チーム内コミュニケーション

チームメンバーとのコミュニケーションを活発化し、必要に応じて相談に乗ることでトラブルを未然に防ぎ、業務進行をサポートする。

プロジェクトの評価・振り返り

プロジェクト完了後、成果物の報告書を作成し、全体の評価・振り返りを行い今後の改善策を講じる。

フリーランスのPMに必要なスキル

フリーランスのPMに必要なスキル

フリーランスのPMに必要とされるスキルは、主に以下の通りです。

プロジェクトマネジメントスキル

プロジェクトを円滑に進めて、期限通りに目標を達成するためには、プロジェクトマネジメントスキルが不可欠です。

PMは、自身の仕事の管理はもちろん、チーム内や社内外の関係者の進捗管理を行い、状況に応じて指示や調整を行います。

また、リソースの確保、タスクの割り当て、予算なども管理し、プロジェクト全体を俯瞰してマネジメントすることが求められます。

セルフブランディングスキル

PMとして培ったスキルや経験を仕事に活かすためには、セルフブランディングスキルが必要です。

セルフブランディング能力を発揮し、自分の強みを明確にアピールできれば、クライアントに認められやすくなります。

クライアントはどのような人材を求めているのか、また、プロジェクトにおいて自身の能力がどのように役立つのか、分析することが大切です。

コミュニケーションスキル

チームメンバーはもちろん、クライアントとの交渉も行うPMにとって、コミュニケーションスキルは必要不可欠です。

企画を遂行する中で、ヒアリングしてニーズを把握する、チーム内の進捗管理を行うなど、必要なコミュニケーションは多岐に渡ります。

そのため、目標を達成し成果を挙げるためには、状況に応じた適切なコミュニケーション方法を選択する能力が重要です。

リスクマネジメントスキル

リスクマネジメントスキルとは、予算超過や納期遅延といったトラブルを防ぐスキルを指します。

具体的には、プロジェクトを運営・推進する上で発生が想定されるリスクを予測し、予防策を洗い出します。

リスクを事前に把握し、対処法を準備しておくことで、実際にリスクが発生した際に迅速な対応が可能となり、影響を最小限に留めます。

アーキテクトスキル

プロジェクトを円滑に推進するためには、多角的な視点で物事を検討するアーキテクトスキルが必要です。

PMは、予算やスケジュール、企画に必要な人材の確保など、さまざまな領域で想定される問題を解決する必要があります。

プロジェクトの課題を把握して、適切な打開策を打ち出すスキルは、PMにとって大きな武器となります。

フリーランスのPM案件の単価相場

フリーランスのPM案件の単価相場

専門知識や豊富な経験が求められるPMの仕事は、他の案件よりも単価が高い傾向にあります。

デジタルマーケティング領域のマッチングサービス「スキルバ」の案件単価は、時給3,000〜7,000円となっています。

例えば、上記案件を週5日で毎日8時間稼働すると、月額単価は48〜112万円ほどになります。

単価相場は、請け負う案件の内容やジャンルによっても大きく変動し、専門性の高い仕事であれば、さらに単価は高くなります。

一方で、その報酬に見合うだけのパフォーマンスと責任が求められるポジションでもあるため、案件を請け負う際は相応の覚悟が必要になります。

フリーランスのPMとして働くメリット3つ

フリーランスのPMとして働くメリット3つ

フリーランスのPMとして働くメリットは、主に以下の通りです。

収入アップが期待できる

PMは、専門知識や豊富な経験が求められるポジションのため、基本的に他案件と比べて単価相場は高く設定されています。

会社員の場合、上流工程やマネジメントに関わるポジションは高収入を得やすくなりますが、フリーランスも同様です。

また、フリーランスは会社員のような役職による賃金形態が存在しないため、収入に上限がありません。

そのため、フリーランスになり高単価の案件を獲得できれば、会社員時代よりも収入アップを期待できます。

キャリアの幅を広げられる

フリーランスであれば、参画するプロジェクトを自由に選べるため、これまで経験できなかった業界や領域の仕事に挑戦することが可能です。

さまざまな案件を請け負い幅広い経験を積むことで、スキルアップにつながるほか、キャリアの幅を広げることができます。

また、目指すキャリアが明確に決まっている人は、そのジャンルの案件を積極的に請け負うことで、自分の望むキャリアアップを実現しやすくなります。

自由度の高い働き方ができる

契約内容によりますが、フリーランスは会社員のPMよりも自由な働き方を実現しやすくなります。

会社員の場合は、就業規則に則った始業時間に出社し、終業時間まで仕事をする必要があるため、自分の都合で休むことはできません。

しかし、フリーランスは時間や場所の制約が少ない案件も多く、比較的自由に時間を使うことができます。

そのため、家事や子育て、趣味と仕事を両立しやすく、健全なワークライフバランスを保ちやすい働き方だといえます。

フリーランスのPMとして働くデメリット2つ

フリーランスのPMとして働くデメリット2つ

フリーランスのPMとして働くデメリットは、主に以下の通りです。

収入が不安定になる可能性がある

PMとして、スキルや経験が不足している、または顧客ニーズとマッチしなかった場合、案件が獲得できず収入が不安定になることがあります。

会社員であれば、失敗してもその経験を活かして次に挑戦しやすいですが、フリーランスではそうはいきません。

クライアントはフリーランスのPMに対して、高いパフォーマンスを発揮することを望んでおり、失敗は契約の打ち切りに直結します。

そのため、フリーランスとして独立を目指している場合、会社員の間にさまざまな企画に携わり、知識を積み上げておくことが重要です。

地域によっては案件が少ない場合がある

フリーランスのPM案件は、首都圏や大阪などの都市部に集中しているため、地方の場合はそもそも参画できるプロジェクトが存在しない可能性があります。

案件の総数が少ないと、希望する内容の仕事を見つけることが難しくなることはもちろん、高単価案件の獲得も困難になります。

そのため、フリーランスのPMとして働きたいと考えている場合は、都市部へ通勤しやすいエリアへ拠点を移すことも、考える必要があります。

ただし、中にはフルリモート案件も含まれており、案件によってはお住まいの地域に関わらず稼働が可能です。

フリーランスのPM案件を獲得する方法

フリーランスのPM案件を獲得する方法

フリーランスとしてPM案件を獲得する方法は、主に以下の通りです。

営業活動を行う

フリーランスとして案件を獲得するために、自らPMを必要としてるクライアントを見つけて、営業活動する人も少なくありません。

当然ですが、アピールしても必ず案件獲得につながるわけではないため、さまざまな相手へ積極的に営業することが大切です。

自分に見合った案件を獲得するためには、自らが持つ高度なスキルや豊富な経験を明確にアピールする、セルフブランディングスキルを磨くことが大切です。

専門のエージェントを利用する

フリーランス専用のエージェントを利用することで、希望する内容や条件の案件を効率的に獲得できます。

エージェントの利用は、利用料を取られるデメリットが存在しますが、自分に合った案件を紹介してもらえるメリットがあります。

案件の終了期間に合わせて次の仕事の紹介もしてくれるため、コンスタントに案件を獲得しやすくなる点も魅力です。

また、営業活動を自分で行う必要がなくなるため、ワークライフバランスを充実し、家庭やプライベートの時間を確保しやすくなるメリットもあります。

クラウドソーシングを活用する

仕事を発注する企業と受注する個人をマッチングする、クラウドソーシングを活用することもおすすめです。

クラウドソーシングは案件を見つけやすい一方で、不特定多数が同じ案件に応募するため、受注できるかは自らの営業力次第です。

そのため、営業スキルやセルフブランディング能力が低い場合は、安定して案件を獲得できない場合があります。

ただし、継続案件も一定数存在しているため、それらの案件を獲得できれば安定した収入につなげることも可能です。

フリーランスのPMにおすすめのエージェント5選

フリーランスのPMにおすすめのエージェント5選

ここからは、フリーランスのPMにおすすめしたい、5つのエージェントサービスをご紹介していきます。

スキルバ


出典:スキルバ|株式会社Alphakt

株式会社Alphaktが提供する「スキルバ」は、フリーランスのPM向けに高単価・好条件案件を多数提供しています。

スキルバは、デジタルマーケティングにおける課題を抱える企業に対して、高度なスキルを持ったタレント(登録者)をプロジェクト単位でマッチングするプラットフォームです。

ほとんどの案件で、週1回・計4時間から参画することができ、フルリモートの稼働も可能ですので、フリーランスが働きやすい体制といえます。

また、完全審査制のプラットフォームだからこそ、大手企業や月100万円を超える案件を多数紹介してもらえる点も魅力です。

スキルバ」のサイトはこちら

フリエン

フリエン
出典:フリエン|アン・コンサルティング株式会社

アン・コンサルティング株式会社が提供する「フリエン」は、フリーランスエンジニアに特化した案件紹介サービスです。

案件が東京や大阪などの都市部に集中しているエージェントが多い中で、九州や東海などの地方案件も多数保有していることが魅力です。

フリエンの案件は、週4〜5日稼働の常駐案件をメインに取り扱っており、常駐型でしっかり働きたい方に適しています。

また、フリエンでは「フリエンペイ」という稼働月賃金の先払いサービスを展開しており、すぐにお金が必要な場合でも安心して働くことが可能です。

フリエン」のサイトはこちら

BTCエージェント

BTCエージェント
出典:BTCエージェント|株式会社ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング

株式会社ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングが提供する「BTCエージェント」は、エンジニアやコンサルタント向けの案件を紹介をしているサービスです。

BTCエージェントは、独自ネットワークによる高単価案件と非公開案件を豊富に抱えており、条件の良い案件に出会いやすいことが特徴です。

また、BTCエージェントが紹介した案件の平均継続契約期間は11.5ヶ月で、長期間に渡ってプロジェクトに携われる点も魅力といえます。

ただし、募集案件が東京に集中していることから、地方案件を探しているフリーランスの方には不向きなエージェントです。

BTCエージェント」のサイトはこちら

ハイパフォコンサル

High Performer consultant
出典:ハイパフォコンサル|INTLOOP株式会社

INTLOOP株式会社が提供する「ハイパフォコンサル」は、PMOやSAPなどのITコンサルタント関連の案件を豊富に保有しているサービスです。

ハイパフォコンサルは、各業界に精通した担当者がいるため、高待遇案件の紹介が可能となっています。

また、フリーランス向けエージェントサービスでは、月末締め・翌月末支払いが多い中、同サービスは月末締め・翌月15日に報酬が支払われる仕組みとなっています。

収入が不安定になりやすいフリーランスにおいて、早いタイミングで報酬を受け取れることは魅力的といえます。

ハイパフォコンサル」のサイトはこちら

レバテックフリーランス

レバテックフリーランス
出典:レバテックフリーランス|レバテック株式会社

レバテック株式会社が提供する「レバテックフリーランス」は、IT・WEB業界で働くエンジニア向けの案件を紹介をしているサービスです。

レバテックフリーランスは、紹介可能な求人案件数が非公開案件を含めると4,000件以上で、業界最大級です。

また、高単価・低マージンの直請案件が多く、実務経験が豊富であれば、フリーランスとしての年収アップも期待できます。

ただし、高いレベルの開発スキルを求める案件が多く、実務経験やスキル不足のエンジニアの場合、紹介される案件が少ない点に注意が必要です。

レバテックフリーランス」のサイトはこちら

フリーランスのPMとして活動する際の注意点

フリーランスのPMは、計画の策定やチーム編成、進捗管理やチーム内コミュニケーションなど、幅広いマネジメント業務を行います。

そのため、プロジェクトにおける知識や開発スキルがあったとしても、PM業務未経験の状態では、PM案件に参画することは難しいことが現実です。

フリーランスのPMとして独立を目指している場合は、会社員として会社に勤めている間にさまざまな経験を積み、マネジメントスキルを身に着けておくことが大切です。

特に、プロジェクトを成功させた体験は、その後に関わるプロジェクトにおいて大きなプラスになります。

プロジェクトマネージャーは現状を過去の経験に照らし合わせて常にチェックし、状況に応じて素早く対策を講じることが求められています。

そのためには、会社員時代に経験した判断基準となる成功体験が必要不可欠です。

フリーランスのPMが高単価案件を獲得するポイント3つ

フリーランスのPMが高単価案件を獲得するポイント3つ

フリーランスのPMが高単価案件を獲得するためのポイントは、主に以下の通りです。

  1. 交渉スキルを磨く
  2. エージェントを活用する
  3. 英語力を身につける

それぞれについて、詳しく解説します。

交渉スキルを磨く

フリーランスとして活動するPMにとって、単価交渉は重要なスキルのひとつです。

クライアントに対して自分の価値を正しく伝えることは、収入を増やすだけではなく、信頼関係の構築にも役立ちます。

単価交渉では、これまでの経験や成果、特別なスキルや知識などの付加価値を強調し、他者との違いを明確化することで、クライアントに単価を納得させることができます。

エージェントを活用する

フリーランス向けエージェントの多くは、Webサイトに掲載していない未公開の高単価・高待遇案件を持っています。

担当エージェントに対して自分の経験やスキルをアピールすれば、未公開の案件を紹介してもらえる確率を高めることができます。

また、エージェントは継続的に条件に合う案件を獲得・紹介してくれるため、収入の安定化や収入アップも期待できます。

英語力を身につける

多様化やグローバル化が進んでいる近年において、PMの仕事で英語力が必要とされる場面は増えつつあります。

フリーランスのPMとして活動する上で、英語力は必須ではありませんが、英語力があることでチームメンバーに外国人が参画している場合でも、スムーズに仕事を進められます。

また、英語を使ってビジネスを進められるスキルがあれば、より幅広い案件に対応できるため、案件を獲得しやすくなります。

フリーランスのPMでよくある質問

フリーランスのPMでよくある質問

最後に、M&Aアドバイザーに関するよくある質問について、回答していきます。

フリーランスのPMに需要や将来性はある?

業務効率化やDX化によるIT化を推進する会社が増えるにつれて、フリーランスのPMの需要は高まっており、将来性の高い職種といわれています。

独立行政法人情報処理推進機構が公表する「IT人材白書2022」によると、「デジタル事業に対応する人材で重要と考え、育成したい人材」として、PMが1位に選ばれています。


出典:IT人材白書2022|情報処理推進機構

フリーランスのプロジェクトマネージャーの年収相場は?

経済産業省の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」によると、PMの平均年収は「891.5万円」となっています。


出典:IT関連産業の給与等に関する実態調査結果|経済産業省

また、国税庁の「民間給与実態統計調査」によると、日本における給与所得者の平均年収は433万円です。

つまり、PMは一般的な給与所得者の年収水準と比較しても、高水準であることがわかります。

まとめ

まとめ

本記事では、フリーランスPMの仕事内容とメリット・デメリット、案件獲得方法やおすすめエージェントについて解説しました。

プロジェクトマネージャーは、プロジェクト全体の進行を管理し、予算や納期、成果物のクオリティに対して全責任を負う重要なポジションです。

重い責任を負う一方で、フリーランスのPMには収入の上限がなく、成功すれば大きく収入を増やせるメリットもあります。

また、時間や場所を制限されない、柔軟な働き方を実現できるため、ワークライフバランスを充実させることも可能です。

案件獲得に不安がある場合は、フリーランス専門エージェントを利用すれば、安定した働き方を実現できます。

PMとして十分な実務経験がある方は、ぜひフリーランスという働き方にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人
スキルバアカデミー編集部